インドネシアの歌を日本語に。アニメソングをインドネシアの音階に。

歌手でガムラン奏者の中田一子(なかだいちこ)さん、パーカッショニストでイラストレーターの前田達彦さんが登場しました!ガムラン楽器やピアノを奏でながら、インドネシアの伝統曲を歌う他、ガムランの音階でアニメソングを歌うなどのユニークな演奏も。会場は不思議な一子ワールドに魅了されました。

インドネシアの青銅製楽器を中心としたアンサンブル、ガムラン。

インドネシア各地にいろいろなガムランがあります。

その中の一つ、中部ジャワ地方のガムランに使われる楽器の中から、

グンデル(ヴィブラフォンのような楽器)、クンダン(太鼓)、サロン(金属琴)、ゴングを選び、そして歌を加えた編成で演奏します。

 

主な演目  ジャワガムランの古典曲、遊び歌

      ガムラン楽器にアレンジした日本の歌

      お絵かきクイズ

      ピアノにアレンジしたガムランの曲

      オリジナル

 

      などなど

中田 一子(なかだ いちこ)

歌手。ガムラン演奏家。東京都出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒。

屋号「中田音楽」。

世界のさまざまなジャンルの歌を日本語化し、自作曲をまじえてピアノ、ガムラン楽器などで弾き歌う。

日本製のガムラン楽器を含めたユニークなガムランワークショップを各地で開催。

ギタリスト、クラウン、マジシャン、バリダンサー、インド舞踊家、和太鼓奏者、イラストレーターなどなど多種共演。

 

https://ichikodata.blogspot.com/

前田 達彦(まえだ たつひこ)

パーカッション担当。イラストレーター。

ガムラン・スタジオ「音工場HANEDA」及びインドネシア、ジャワにてガムランを習得する。

ガムランと自作のシャカシャカのパーカッションを組み合わせて演奏。

 

ときに演奏から離れてお絵描きをする。


Impressions

ギャラリーオアシス Facebookページより

17日はインドネシアの音楽でした!
皆さま、お盆のお忙しくお暑い中お越しいただき、ありがとうございました。
ガムラン、ピアノ、歌の中田一子さん、パーカッションの前田達彦さん、不思議で素敵な演奏をありがとうございました!
音が伸びて響き、他の音と混ざり合う、不思議な音色を持ったガムラン。
インドネシアの伝統的な音楽のご紹介だけでなく、日本人にとって身近な音楽(モスラ、魔法使いサリーちゃん、ドラえもんの絵描き歌など)をガムランでアレンジした演奏があり、知っているリズムなのに全然違う!と驚きに溢れていました。
取り外しのできる小さいバージョンのガムランで、みんなで一個ずつ鍵盤を持って音を出し「赤とんぼ」を演奏するワークショップなど、お客様も参加してお楽しみいただいている様子はリズムに溢れ心和やかな雰囲気でした。

日本人は歌詞の意味に強く興味を持たれるそうです。
「インドネシア語で曲を演奏した後に、その歌詞の意味を伝えてもあまりピンとこないでしょうから、私は曲を演奏しながらその意味も一緒に歌ってしまおうと思ったのです」
その言葉の通り、中田さんはご自身で和訳した歌詞を作られており、インドネシア語で歌ったあと、もう一度同じメロディで日本語で歌うというスタイルで演奏をして下さり、私たちにもわかりやすく演奏してくださいました。中田さん前田さんのオリジナル曲も世界観が引き立っていました。
同じスタイルで行ったインドネシアの絵描き歌などは、初めはさっぱりわからない異国の言葉が絵が描き上がっていくと共に答えあわせのように曲の意味が和訳して歌われ、会場からは「ああー!」という歓声があがりました。
ドレミファだけでなく、さらに言葉までも操る演奏の魅力にあっという間に惹き込まれてしまいました。

時に愛らしく、時に力強い豊かな音色、笑いと驚き、発見に溢れた中田さんワールド、皆さまお楽しみいただけましたでしょうか?来月は9月12日(木)、オンガクノムラでトリを務めていただきましたテンジン・チョーギャルさんが来日!NYのカーネギー・ホールを満席にしたチベット音楽の第一人者。ヒマラヤに響き渡る逞しい歌をご紹介いたします。※次回は木曜日の開催ですが是非ぜひ、お越しくださいませ!