踊りが大好きな国の、エキゾチックな旋律

 Vol.3  ブルガリア音楽

出演:ヨルダン・マルコフ(ガドゥルカ)、渡辺庸介(パーカッション)

2016年7月30日(土)14:00〜15:30

 

ブルガリアに行くと、あちこちで人が踊っています。お祭りのときに限らず、ブルガリアレストランや居酒屋には生演奏バンドがいることもよくあり、人々は興がのってくると、踊りだします。一応ヨーロッパなので西洋風の音楽を想像される方も多いと思いますが、中東風の香りの旋律もあり、驚かされます。ブルガリアの民族楽器であるガドゥルカはブルガリアの中でも中央ブルガリアのトラキア地方や西ブルガリア地方で特徴的に使われます。

Profile

ヨルダン クラシミロフ マルコフ (ガドゥルカ)愛称:ダンチョ

Yordan Markov (Dancho)

 

1977年10月25日生まれ。ガドゥルカの中心地であるトラキア地方の
ノヴァ・ザゴラ市出身。7歳の頃よりガドゥルカを習い始め、17歳には町の舞踊グループのアンサンブルとして活躍。シューメン大学音楽科卒業後、ノヴァ・ザゴラ市の音楽教室でガドゥルカとソルフェージュを教える傍ら、近くの村の子供たちに歌を教えたり、ライブ活動を行う。2006年1月来日。まだまだ日本では馴染みの薄いブルガリア音楽を紹介しようと活動を始める。

 

愛称のダンチョについて

ブルガリアの人の名前はある程度愛称が固定しています。例えばゲオルギさんなら「ゴショ」、イヴァンさんなら「ヴァニョ」など。他の国でエリザベスさんが「べス」と呼ばれることが多いことに類似します。で、ヨルダンは「ダンチョ」という愛称が一般的です。特にヨルダンという名前は国の名前と紛らわしいため、日本では「だんちょ」という愛称が定着しつつあります。

 

 

渡辺庸介(パーカッション)愛称:なべ

1986年7月1日生まれ、京都府綾部市出身。

タンバリンを主軸に、あらゆる打楽器からボイスパーカッションまで様々な音色を駆使した、ジャンルにとらわれない柔軟かつ大胆なプレイが持ち味。これまで北欧音楽バンドDrakskipのパーカッション、メインMCとして全国、世界で年間150本を超える演奏活動を行う。2012年、2014年にはスウェーデン、フィンランドの音楽フェスに参加、2015年のFUJI ROCK FESTIVALでは異例のアンコールをうける。

2015年に拠点を東京に移してからは様々なミュージシャン、バンドと共演。同年夏にはNHK連続テレビドラマ小説『マッサン』のヒロイン、シャーロットケイトフォックスのソロライブツアーメンバーとして全国8カ所をまわる。

現在はスウェディッシュ、アイリッシュ、ブルガリアなどの民族音楽からポップスまで、ジャンルを問わず幅広い活動を続けている。 http://nabecussion.com


Impressions