日本で生まれ、日本とエジプトで育ったガダさんが、
ウードとタブラの伴奏で叙情あふれるアラブの歌を歌ってくださいました。
<演奏曲目>
第1部
1 touta トゥータ
2 zourouny ズールーニー
3 biladhi askara ビッラズィー・アスカラ
4 コーラン朗誦
5 wala ya wala ワラヤーワラ
第2部
6 ana hawait アナ・ハウェイト
7 bint el balad ビントゥルバラッド
8 alf leyla wa leyla アルフレイラ・ワレイラ
9 tol'et ya mahla nouru har タラァットヤーマハラーヌールハー
アンコール
ガダ・サイード(歌手)
日本生まれのエジプト人。日本で10歳まで過ごした後、エジプトカイロに移る。2年前に再来日をする。
エジプトではカイロオペラハウスにて、ジャズアーティストのfathi salamaの公演に出演をし、アレキサンドリアのジズイットカルチャーセンターでの公演や、劇団ワルシャへの参加など、幅広く活動。自身による作詞作曲は、アラブ音楽にとどまらず、ジャズ、クラシックにも及ぶ。音楽は魂の言語。歌は魂の呼びかけ。と言う信念の元に歌を歌っている。
現在は、日本のアラブ音楽家や、様々なアーティスト達と共演を重ねながら、イベントやライブハウスなどで活動中。
アブダッラー
(ダラブッカ奏者)
エジプトの太鼓に魅せられ、学生時代から現地をバックパックで放浪。放浪中に出会ったバハレイヤ・オアシスの司祭Hamada Fafmyの勧めを受けてムスリムに改宗。2008年より1年間エジプトのカイロで暮らし、現地の埃と騒音と音楽にまみれる。毎年アラブ諸国を訪れ、現地の音楽家達と公演を重ねつつアラビア語、イスラム教の勉強中。
タブラユニット「Arbaa Tabbaliin」、「Tabla kwaiesa」、アラブ音楽ユニット「セントヒトヨ」、「Voice of the Nile club」、自主企画の「東北Baladi Progression」、「エレキウード&ダルブッカ探検隊」などで活動。
伝統芸能である能楽と小鼓を宝生流・今井尋也氏に学び、日本人としての演奏スタイルも探究中。
幸福趣得(ウード奏者)
こうふく しゅうる。芸名のようで実は本名。
中近東の古典・民俗音楽に興味を持ち、特にアラブ音楽の奥深さと力強さに大きく惹かれる。
日本におけるウード演奏の第一人者である常味裕司氏に師事。2016年ウードと異文化を学ぶ為、モロッコへ渡航。現地で浴びた音楽・文化・人々に傾倒し、半年間の滞在を経て帰国。
アラビア語勉強と共にライブ、イベント等で演奏活動中。
本日の世界音楽紀行はアラブの歌、ガダ・サイードさんでした。ダルブッカとダフのアブダッラーさん、ウードの幸福趣得さんがサポートをがっちり。趣得さん、ウードをはじめて3年目とはとても思えない素敵な音色。深く太い音色は師匠の常味さん譲りですね。アブダッラーさん、ダルブッカもダフもかっこよく、おしゃべりも上手で会場のハートをがっちり掴んでいました。
ガダさんの歌声はとても低く伸びやかで神秘的、圧倒される歌声でした。毎日5回街に流れるというアザーンをガダさんが歌うと、アブダッラーさんが、うわぁ懐かしい!と声を上げたり、客席の詠唱に合わせてガダさんが歌ったり。終始良い雰囲気の中ステージは進行。良い時間となりました。
ご来場いただいたみなさま、ストリームをご覧いただいたみなさま、いつも応援くださってるみなさま、本当にありがとうございます。
11月はウズベキスタン、12月はウクライナです!
引き続きよろしくお願いいたします!
https://oasisworldmusic.jimdo.com/
(寺原百合子 FBより)