Vol.1 ケルト音楽
出演:ティム・スカンラン&トシバウロン
2016年5月7日(土)14:00〜15:30
数多いケルト系ミュージシャンの中でも、群を抜いて異色で強烈な個性が煌めく Tim Scanlan。メロディ、伴奏楽器、リズム楽器を同時に一人で全てこなすワンマンバンドスタイルは全世界探しても他には見当たりません。それにToshi Bodhran のファンキーでダイナミックなグルーヴが加わるとき、二人とは到底思えない程の音世界が広がっていきます。
Tim Scanlan(ティム スカンラン)
ハーモニカでアイリッシュトラッドチューンを吹きながら歌を歌い、ギターで伴奏しながらタップを踏み、ハイハット、カホンでリズムを刻む。長い放浪生活とワー ルドバスキングで磨かれた我流の技術とアイデアの集合体。それはまるで多様な音楽が混交するオーストラリアをそのまま一人で体現しているかのよう。
オーストラリアはメルボルン出身。アイルランド、アメリカ、カナダをはじめ30 カ国を旅するトラベリングミュージシャン。そのオリジナリティが絶賛され、 Electric Picnic(Ireland), illawarra folk festival(Australia)をはじめ、各国のフェスにも招聘される。
トシバウロンと共に制作したティムの初流通盤"Come n take a look"は2013年11月 にリリース。全ての楽器を一人で駆使しながら一発録りで収録を行い、まるでライ ブ盤さながらの臨場感に溢れている。
Toshi Bodhran(トシバウロン)
日本では数少ないアイルランドの打楽器バウロン専門のプレーヤー。他の楽器と波 長を合わせグルーヴを作り出すことに長けているが首が曲がりメガネが弾け飛ぶほ どダイナミックな動きには賛否両論がある。
2000年冬アイルランド留学中にアイリッシュ音楽を始めパブセッションで研鑽を積む。帰国後Craic、Butter Dogsを結成しCDを発表。現在は東京にてJohn John Festivalなど多様な活動を展開中。2012年スペイン国際ケルト音楽フェス Ortigueira、RUNASコンテストでHarmonica Creamsとして日本人初の優勝を果たし、2013年には同フェスのトリを努める。参加フェスは国内外問わず多数。葉加 瀬太郎、鬼束ちひろ、Akeboshiのレコーディングにも参加。アイリッシュミュージック専門イベント企画やCD販売レーベル「TOKYO IRISH COMPANY」を主宰する。
ギャラリーオアシス Facebookより「世界の音楽紀行Vol.1 ケルト音楽ライブ ご報告」
杉浦恵(ギャラリーオアシス店長)
素晴らしい演奏と、一体感のあるお客様、とっても楽しかったです!ナビゲーターの寺原ご夫妻をはじめ、ティムさんトシさん、お越しくださったみなさま、ありがとうございました。
ギャラリーオアシスで、今年開催することになった「世界の音楽紀行」第一弾は、アイリッシュのケルト音楽でした。主催者の寺原太郎さんは、千葉市出身の世界で活躍するインド音楽のバーンスリー(竹の横笛)奏者です。今回は、「地域の皆さんに、世界の音楽、しかも技術の高いミュージシャンの演奏を聴いてもらいたい。夜はなかなか来られない方に土曜日の昼間、赤ちゃんからお年寄りまでみんなで聴けるコンサートをしたい」という太郎さんと百合子さんの想いがこめられていました。お客様は、40名様定員で想定していましたが、当日席も含め、大人50名2歳児1名のお客様がいらっしゃいました。いつもは洋服でみえるお客様の中に、今日はお着物でおめかしされている方が2名もいらっしゃり、特別感が増しました。真剣に聴く人、後方立ってリズムをとるお客達、2歳の女の子も休憩時間に楽器を演奏。一体感の中、奏者も大変演奏しやすかったとのことでした。主催者の夢がかない、奏者も気持ちよく演奏し、お客様もみなさん地元でこんな珍しい音楽がきけるなんてと、おっしゃって、私達スタッフも楽しいひと時を過ごさせて頂きました。見たことの無い楽器、聴いたことの無い音色。思わず踊りだしたくなったり、異国の宮廷でまどろんでみたり。ドレミファだけじゃないメロディー今後も続々オアシスに登場します。1年間で12種類の音楽が聴けるなんて、とっても贅沢ではないでしょうか!